静岡に住むベトナム人で静岡市国際交流協会の相談員を務める方を取材しました!

令和4年12月某日のことです。

2022年11月27日(日)、静岡市葵区の青葉シンボルロードにて『第4回静岡わいわいワールドフェア』が行われ、参加してきました!

これをきっかけに静岡市国際交流協会のチャムさんを取材させていただきました!

目次

静岡市とベトナムの関係は?

静岡市内のに居住するベトナム人は、 ここ数年で急激に増加しているようです。

現在 (令和4年9月時点) は、 中国人に次いで多く、なんと 1,760人。 それなのに、市内の在日ベトナム人は大きなコミュニティがあるわけではないようです。

ここまで増えているのに、コミュニティが無いのもなんだか寂しいですね。

もっと在日外国人の方々に住みやすく、集いやすい環境を創っていきたいものです。

一方で、在日インドネシア人は自国意識が強いみたいです。 静岡県内においても、自ら団体を立ち上げるほど活発に活動をしている。

これも国による文化の違いなのかもしれません。

静岡にベトナム人のコミュニティはある?

静岡県のベトナム人コミュニティと言えば、 1984年に設立された 「静岡県ベトナム人協会」

この協会は、拠点が浜松市北区三方原にあるため、 静岡市で生活する在日ベトナム人は、存在そのものを知らない者が多いようです。

なお、静岡県では、 名も無き在日ベトナム人コミュニティが、 沼津市、富士市、静岡市、浜松市に点在しており、各人が Facebookアカウントで繋がって情報の共有をしながら生活している、そうした状況のようです。

在日ベトナム人の方々が日本生活する上で重要になるのが、当然生活全般の情報!

しかし、それらを扱う媒体があまり無いんですね。ちなみに最も有名なWebサイト(フェイスブックグループ) は 「Sugoi」 です。

ベトナム人に最も信頼されていて、このサイトの特徴は、、、、

  • 日本で報道されたニュースをベトナム語に翻訳
  • しかも、ニュースの大元が日本の大手新聞社で信頼できる
  • 日本の報道や日本の情勢の理解に適切

だそうです。

他にも、「I-senpai」 というサイトがありますが、 個々人が発信している情報が中心です。

情報確度があまり高くないので、チャムさんはあまり過度な信用をしないように呼びかけます。 実際、 相談員を務めていても、「I-senpai」から得た情報を根拠に、公的な申請の相談をしてくる在日ベトナム人は多いみたい。

情報の取捨選択は慎重に、、、

他にも、毎日新聞社と一般社団法人・在日ベトナム人協会協会が主催する日本人及びベトナム人向け総合サイト 「KOKORO」 は、 全国規模に展開しています。

静岡市内のベトナム人はほとんど参考にしていませんが、首都圏に住む人は参考にしても良いかもしれません。

今後の課題

静岡市内でベトナム人が生活する上で、今後の課題としては、オールドカマーの高齢化が進み、年金受給の不安や熟年離婚後の生活不安など、今までなかった新たな問題を抱えています。

加えて、静岡市内には、在日外国人が就職できる企業がとても少ない。 故に、留学生などは静岡県外に流出してしまいます。

実際、静岡市国際交流協会も在日ベトナム人留学生を相談員として雇ったこともあるんです。ですが、いずれも就職を機に都心に引っ越ししてしまい、静岡市に定住しません。

もっと静岡市を住みやすく、素晴らしいまちにして行きたいですね!

以上

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